ピンクノイズ(1/f ゆらぎ)
今年の梅雨入りはだいぶ遅かったですね。ここ関東地方では昨年よりも13日遅れでの梅雨入りとのこと。雨が無いのは毎日のように通勤で歩いたり自転車を利用している身にとっては誠にありがたい事なのですが、利根川水系のダムの水のことを考えるとそうも言ってられません。
何年か前には夏に渇水状態になって節水や取水制限、はたまたプールが利用できなくなるなど、夏の生活に大きな影響もありましたから。
7月上旬には梅雨明け、なんてニュースも耳にするようになってきましたから、色々と心配な今日です。
さて、1/fゆらぎって耳にしたことありますか?
何となく心が穏やかになるものってイメージの方が多いと思いますが、これって人間にとってとっても大事な要素なんですよね。
何となく疲れているときでも海や山に行って自然に触れることによって、自然に元気な気持ちになる、癒される、何か活力がわいてくる、ってことありませんか?
これって自然からのご利益でもなく、マイナスイオンの効果ってわけでもなく『ピンクノイズ』っていわれるものなんです。
ピンクノイズって簡単に言ってしまうと、一定の規則性の中に、少しの不規則性が含まれた情報のこと、って言われています。タイトルで上げた1/fゆらぎというのもが含まれている事象のことなんですね。
これは五感にいい刺激になり、(例えば波音、木漏れ日、自然のにおい等々)自分自身の中にあるピンクノイズと自然にシンクロして、それが「心地いい」につながってきます。
無機質な人工的なところにずっといると疲れてしまうのもこのピンクノイズが極端に少ないから、なんです。
一見すると物がない空間や整いすぎている空間ってすごくいいように感じられますが、これって人間の脳には結構なストレスなんです。
ちょっとくずれていたり、ほどほどの雑全とした感じって、意外に大事なことなんです。
とはいえ、例えば部屋の中が散らかりすぎていて、雑然を通り越して汚すぎるのは、これはこれで結構なストレスになります。
大事なのは落ち着いた中でのちょっとした崩れ、生活に取り入れていくと心身にいい影響が出てきますよ。
私は音叉なんか結構使っていますね。